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読者からのお便り 面白いよ〜


皆さんこんにちは。

HEAVENESEのプロデューサーがなくなり、来週、大阪公演の後に、葬儀のために渡米することになりました。人生いろいろありますね。

さて、本日は読者でカウンセリングをうけてにきた方からの、嬉しい、そして面白いレターを紹介します〜。

彼女が来たときは、この世の終わりみたいに落ち込んできたんですよ・・

でも、今はすっかり元気になってます。

では、どうぞ。なかなか上手な文章ですよ。

------マレさんの本に出会った当時、眠りは浅く、目を覚ました瞬間から動悸がし、一日に何度も涙が出て仕方のない状態でした。

仕事に影響が出ないようマスクと伊達メガネ、目薬が欠かせず、自分の足で立っているという実感も薄れるほど心もとなく生きていたように思います。

問題を整理したいが、夫との話し合いでは納得がいかず、余計にお互いの混乱と不安を深めるばかり…終いには私ひとりで占い師を頼りに地方にまで行ってしまうという有り様でした。

当然、占いなどで心から納得できるわけもなく、結論を下せないまま時間ばかりが過ぎていきました。その間に、私を束縛していた夫は一変、私を拒絶するようになり、その想定外の態度に動揺しますます落ち込んでいったのです。

加えて、かねてからの私自身の悩みや、夫の自尊心を傷付けてしまったという罪の意識にも苛まれ、自身の少ないキャパシティーをはるかに超えていました。限界だったのかも知れません。 信仰がなかった私でしたが、 「離婚すべきか否か、どうかもう神様が決めてください」 と、大変身勝手なお願いをしていたほどです。

そんな中で、少しでも気が紛らわせたい!結婚について笑えて希望の持てる内容の本が読みたい!と思い、ある本を探しに書店に向かいました(放送作家の鈴木おさむさん夫婦のエッセイ本です) 仕事のお昼時間を利用し、力ない足どりで馴染みの書店の目的のコーナーへたどり着きました。

しかし、目当てのものは見つからず、休憩時間も終わりに迫っていたことから、諦めてもう店を出ることにしたのです。

「時間がない。そろそろ戻らない」と! 焦る気持ちで出口を目指し、歩き出しました。

時間に限りがあったこと/目的の本だけを求めて訪れていたこと/学生時代から利用している書店なので、必要以上に店内を見渡さなかったこと 以上の状況を踏まえ、その時の私はただ、少しでも早く会社に戻ることを目標にそれなりスピードで店内を歩いて行ったのです。

ところが、ある本棚と本棚の通路を通り過ぎていた時、出口を目指し進行方向を向いていたはずの私の顔が、なぜか突然に右を向いたのです。 それは、唐突で不自然な出来事でした。

そして、その時私の目線の先にあったものが、『この人と結婚していいの?』だったのです。!!!

正確には、あの本 “だけ” が目に飛び込んできたと言えます。

同じ棚には、確か○○フェアと題したコーナーとして大量の文庫本の表紙が並んでいて、色とりどり賑やかな(悪く言えばゴチャゴチャな)だった一帯のはずなのですが、ふと右を “向かされた” 時、マレさんのあの本だけが 「やぁ!」 と言わんばかりに目に飛び込んできたのです。

まるで、私が顔を向けるであろう角度などを綿密に計算し、あらかじめセットされていたかのように、私の目のピントは一ミリもズレることなくマレさんの本を捉えたのです。 本当に驚くほど、ドンピシャリと出会ってしまったのです。

それは、今思えばとても不思議で感動すら覚えるのですが… 私の心中では 「 なんでこのタイミングで出てくるかな⁈ 空気読んでよっ!(怒)」 「『この人と結婚していいの?』って… 私はもう結婚しちゃったんだよ!もはや、“あの人と結婚してよくなかった!” かもしれない状態なのに…もう遅いよ!今さら登場されても困るよ!(怒)」 (マレさんすみません) …と、あの可愛らしい表紙に向かって散々文句を続け、立ち尽くしたまましばらく対峙していました。

おそらく私は、眉間にシワを寄せ怪訝な表情をしていたことでしょう。 (マレさん本当にすみません) 「読まないぞ!読んだら私のこの結婚自体に決定的に後悔してしまうはずだ!それだけは嫌だ!」 そう結論付け、その場を立ち去ろうとしました。

しかし、なぜか立ち去ることができませんでした。

時間もなく急いでいたというのに、どうしても離れるこのができなかったのです。

それでも頑固にまだ、マレさんの本は手に取らず、気持ちを誤魔化すかのように近く並ぶ適当な本に目を通し、揺れる感情をやり過ごそうとしていました。 しかし、内容はもちろん題名すら全く頭に入ってはいませんでした。心のどこかではマレさんの本が気になって気になって仕方なかったのですから。 何度もチラッチラッとあの本に目をやっては、どれほど葛藤したでしょうか…どうしても無視することができずに、とうとう手を伸ばしたのです。

「目次だけなら精神的ダメージは少ないかも…」 と、ズルい理由付けをしたうえでついにページをめくったのでした。

すると、目に飛び込んでくる内容は予想を裏切るものでした。

戸惑いつつもどんどんと引き込まれ、目次だけのつもりが本文へと読み進めていました。 文中に『拠点の調布…』と書かれていることにも気付き、そのことにも衝撃を受けました。(実家の近く)

この本は今の私が読んでもいいんだ!とすっかり思い直し、大急ぎでレジへと向かったのでした。 それまでの反抗心はどこへやら、あれほど早く先が読みたい!もっと知りたい!と夢中で読み終えてしまった書物は始めてだったかもしれません。

特に印象的だったのは、恐る恐る読み進めた『破局への14ステップ』の節です。

私たちのことを見ていたの? と思わず周りを見渡したくなるくらい、ぴったりとステップ順に当てはまっていました。辛いはずなのに笑ってしまったと記憶しています。 私達夫婦の状況は、最終ステップまで及んでいたのですが、なぜか、その最悪の結果を知ったからといって落胆することは一切ありませんでした。

復縁したいのか離婚したいのか、私自身の気持ちは分からないままでしたが、 「ああ、なんか大丈夫かもしれないな…」 と思えたのです。 何が大丈夫なのか? それはよく分からなかったのですが、 「とにかくこれでもう大丈夫」 と、久々に楽になり、心強い気持ちになれたのです。

今までの体調不良に似た朦朧とする状態から、新鮮な空気の場所まで引っ張りあげてもらえたような心地になり、えも言われぬ安堵感に包まれたのをよく覚えています。

…さらに、不思議なご縁は続きました。 表紙のマレさんのプロフィール欄にあった『KICK BACK CAFE』という字面に気付き、どこかで見覚えがあると感じました。

早速ネットで調べてみると、思った通り心当たりのあったお店だったのです。

以前から知っていたカフェで、しかも「大丈夫」と思わせてくれた不思議な本の筆者がこんなにも近くにいたことに、さらに目を丸くしました。 (お隣のジョナサンは何度も利用しており、皮肉なことに初めて私の家族と夫が食事をしたのもそのジョナサンでした)

そして、同時にHP上で「男と女の心理学ガイダンス」の情報も見つけ、その二、三日後が開催日という出来すぎたタイミングでキックバックに足を運ぶ機会が与えられたのです。

ガイダンスの際、偶然同席したご夫妻に事情を打ち明けたところ、今でもカウンセリングの予約が可能なことを教えてもらい、すぐにその場で、担当の方に引き合わせてくださったのです。

実は、二回目のガイダンスにも参加したのですが、そこで出会った方に、カウンセリングを受けることに背中を押してもらいました。 そして、数回のカウンセリングを経て、今の私がいます。

私に起こったこれら一連の出来事は、すべて導かれていたのだなと感じずにはいられません。 そして、それによってたくさんの気づきも与えられたと思っています。 もし、これらの時期が少しでも遅れていて、今、マレさんの本に出会っていたならば、すぐに心理学講座に参加する事自体出来ないわけですから、本当に不思議な気持ちになります。

目的、計画があってすべては起きているのだと実感しました。 私にとっての特別な本を、必要なタイミングで与えていただけたこと、そして、そこから始まった多くの出会いにとても感動しています。

おかげさまで、最近はこのような思いを噛みしめながら毎日を過ごせるようになりました。

長文になってしまいましたが、いつかマレさんにお話できたらと思っていたことなので、このような形でお伝えできてとても嬉しいです。 ありがとうございました。

……………… 関連して、本についてご報告です。 追記させていただきます。 年末に友人とのXmas会や忘年会があり、プレゼント交換の企画がありました。私は迷わず品物として『この人と結婚していいの?』を選ばせていただきました。

本が当たった女性は 「実は別居をしている。夫に未練は全くないが離婚自体に抵抗がある」という告白をしてくれました。 もう一人は保育園時代の同級生で、数年前に離婚届けを調布市役所に提出したが、受理してもらえずなんとか今まで持ちこたえているとのこと。

必要な人の元へと本が渡っていったことに、また不思議なご縁や導きを感じずにはいられませんでした。 その時の本は、つつじヶ丘の書店で購入したのですが、店員さんに場所を尋ねた際、 「あのー、この人とけっ…」と、私がほとんどタイトルも伝えていないにも関わらず、 「はい。石井先生の『この人と結婚していいの?』ですね。こちらです!」とすぐに案内してくれたのです。

あまりの反応の素早さに感嘆していると、 「以前カフェが近くにあったからか、今でも本を求めてくるお客さんが結構いるのでいつも多めに用意してあるんです。発売当時この書店でもハードカバー版で確か400冊くらいは売れたはずですよ」と話してくれ、しばらく立ち話をして盛り上がってしまいました! (画像添付あり)


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