石井希尚さんのプリマリタルカウンセリングに行ってきた④
さて、MARIさんのカウンセリングシリーズもこれで最後!
さぁ、4つの壁を乗り越えた後に待ち受けているものとはっ!?
もし、カウンセリング代や交通費を用意できても、当日までに二人で会場に到着できるかというと・・・そうではない!?
カウンセリングを受けるまでに現れた4つの壁について、これまでの記事でご説明しました。
この記事を読み終えると、いよいよ第一回目の最後の関門、男女の役割について知ることができます!(←私たちのケースです)
カウンセリングに興味がある人は、この壁の乗り越え方についてぜひ、頭の中でイメージしてみてください。きっと、参考になるはずです。
①なぜ、私がプリマリタルカウンセリングを受けようと思ったのか?
②プリマリタルカウンセリングを受ける上で現れた4つの壁とは?〜前編〜
③プリマリタルカウンセリングを受ける上で現れた4つの壁とは?〜後編〜
では・・・最後の難問、第一回目のカウンセリング時に現れたラスボス課題がこちらです。
■顔合わせを取り仕切る・・・これが、男を上げる!!!■
実はですね。
実は・・・私は、次に結婚するときは、両家顔合わせはしたくないし、そもそも家族ぐるみでのお付合いはしたくないと心に決めていました・・・!
実際に親からは「ハガキ一枚送ってくればいい」と言われていましたし、それが本心でないことは知っていましたが、私もできるならハガキ一枚で通知したい。というレベルまで心が荒んでいました・・
というのも、両家の顔合わせから、結納、結婚式、その後お正月は両家への挨拶・・・と結婚するための様々なイベントを私も過去に通ったことがあるんですが、その時ものすごく嫌だったことがあるんです。
それは・・・親が両家の間でいつも勝ち負けを気にしていたことです。
結婚するにあたり、お金をどちらの家がどれだけ負担するか?ということに一生懸命力を注いでいたり、家の登記簿を比較しながら”どちらが立派な家か”を確認していたり、私の元旦那さんの人柄をあたかも会社の上司のように判断したり・・・
「人」として、悲しかったんです。
私が幸せになることだけを見てほしいって思っていたのに、誰が勝った、負けた、とか、財産がどうとか・・・
結婚を通じて、勝ち負けしかみていない両親・・・。
悲しいかな、私はそんな環境から、何に対しても悪いように悪いように考える癖がついていきました。
私は両親にとって、とっても可愛い一人娘なので、結婚後も私を一生懸命守るために必死になっていたんだと思います。
だからこそ、一人娘をいいところのお嫁さんにさせたかったんだと思います。
(※前の旦那さんは確実にいいところです)
私は前回の結婚は親から猛反対されていたんですが、離婚したときは「だから言わんこっちゃない」というそぶりでした。
■何でしなければならないの?両家顔合わせ・・・■
石井さんの口から、「両家顔合わせ」の言葉を聞いたとき、ウッ・・・!となりました。
え・・・やっぱり必要なの?
顔合わせ・・・するの?
また、あの時のように、苦しい思いをしなければならないの?
嫌だ!という思いと、ぜひ、彼にその役割を担ってほしい。
ものすごく難しいけれど、不可能ではない。
やり遂げてほしい・・・彼の口から私の親に、「まりを幸せにします」と言って安心させてあげてほしい・・・両家顔合わせを、平穏に取り仕切ってほしい、という気持ちが、急に渦巻いてきました。
私の中で何が起こったのかわかりません。
すごく悲しい気持ちと、嬉しい気持ちと、急に沸き起こって葛藤して、カウンセリング開始15分〜、ずっと号泣していました。
ずっと言いたくても言えない気持ちでした。
■誰もが嫌がる?親への挨拶■
両親を、両方ともに説得するとなると・・・色んな条件を満たさなければなりません。
しかもバブル期真っ只中に出世した親なので・・・背が高い、学歴が高い、収入が高いの三つをいつも気にしています。
私の彼は、正直に言うと親の希望する条件はあまり満たしていません。
だからこそ、私は不安になり、親に「ハガキ一枚で」通知したくなるんですよね。
逃げです。
面倒臭いことは省略したい。両家顔合わせも、本当に不可能に近いくらい難しい(と私は思っている)ので、彼にそんな負担をお願いするのは本当に申し訳ない・・・と思ったんです。
こんなに難しい役割を・・・彼にお願いするなんて。
という申し訳ない気持ちがある中、石井さんは私の気持ちを代弁するかのように、
次々と強い言葉を彼に力強く渡していきました。
「両家顔合わせの役割を、担うんです。それが、男を上げるということです。」
私は何も言えず・・・泣いたままw
ずっとずっと、心の奥底で願っていたことでした。
男性の方から、私の両親にアプローチすること。
この時に思いましたね。
第三者の方・・・それも、男性の方に、彼に直接言葉を渡してもらうというのはこんなにも、心が晴れやか(スッキリ状態)になるのか・・・と!!!
そして・・・言葉が・・・言葉が、こんなにも優しくて強い!!!
これは誰にでもできる仕事ではないと思いました。
プリマリタルカウンセラーって・・・す、すごい。
石井さんの口から紡ぎ出された言葉の重みを感じました。
と、同時に、「ん?甘えて・・・いいのかな?」とちょっとした心の中の「許し」みたいなものが芽生えるのも感じました。
するとですね。
今度はまた別の気持ちが湧いてきます。
「もっと甘えていいんだ・・・」
不可能ではないけれど、限りなく難しいと思える、両家顔合わせ。
親への挨拶も、だいぶ難しいと思われます。
だけど、カウンセリング中、私の彼は一歩も引かないんです。
全く姿勢を変えずに、ただ淡々と石井さんの話を聞いているんです。
なんだか、男同士の雰囲気に飲まれたというか・・・私が逆に場違いというか。戦に行く戦士の集いに来たみたいな。
本当に、言葉では言い表せないくらい不思議な空間でした。
会社の上司と部下とはまた違う・・・友人や仲間でもなく・・・同志・・・でしょうか。
結婚に対する男性と女性の役割をその場ではっきりと認識しました。
私は私でもっと甘えていいんだ、とも思いましたし、その時の彼の態度から見て深い深い愛を感じました。
この場所に来るだけでも頑張ってくれているのに・・・私の親を説得して、両家顔合わせの役割も担うなんて・・・なんて私は迷惑をかけているんだろう。こう思うと、底知れない彼の愛情を感じました。
それでまた号泣。
今書いていて思いましたが、涙の理由が次々に変わっていますねw
■私たちカップルへの大きな課題とは!?■
私の親を説得できるようになるまで、彼が「男」を上げること。
そして、私は自分の足で立って、自分軸で、生きること。
これが、初回45分間のカウンセリングでいただいた、私たちカップルへの課題です。
重いですよね〜〜〜〜!!!
でも予め覚悟していたので、これらの課題はすんなりと受け取ることができました。
私は一度結婚でうまくいかなかったので、この二つの課題の重さを知っています。
これをクリアせずに結婚して、もし子供が生まれても、問題は先延ばしになり子供に転移します。。
必ず、どこかのタイミングで、この人生からの”逃げ”はぶり返すんです。
親が子供から自立できなければ、子供も親から自立できません。
依存関係からの脱却は、気づいたときに、気づいた人が行動するしかないんです。
私の場合は親子三代(四代?)に渡り親子関係が密接で、親=子でした。
親の行動範囲を逸脱する行動は、子供には許されない・・・その図が、今、私の代で崩れかけています。
私はたくさんの学びや情報から親が知らない世界のことも知ってしまい、行動範囲も広がりました。
だからこそ、自分が行動することで、誰かの勇気になればいいと思いますし、きっとこの行動が世のためになると信じ・・・今こうしてブログを書いています笑
カウンセリング中の私の頭の中・・・
開始15分で泣いてしまい、しかもお腹の底から何かをごっそりと出してもらった感じだったので(こんなの初めてです!)、色々ついていけず頭がパカーン!となっていました笑
その後、石井さんの話を聞くのももう必死!!笑
「何か質問はありますか?」と何度か聞かれたのですが、もう本当に何もなくて・・・
「おっしゃる通りです(ぐうの音も出ません)m(_ _)m」という感じでした。
ただお話しているだけなのに、まるでお腹を手術されたかのような。
ハードでしたね〜。
何でしょう、潜在意識を呼び覚ました?
からか、三人で話している間にも様々な考えが次々に繋がる感覚がありました。
私の育った家庭環境や、彼の気持ち、私の希望、結婚とは?家族とは?これから行うべき対策とは?などなど・・・
泣きながら食べた生姜焼きランチ(美味しかった・・・)
もう本当に恥ずかしいんですけれど、カウンセリングの後はキックバックカフェで泣きながら生姜焼きのランチをいただきましたw (美味しかった・・・)
もうヒックヒックしていて、言葉を発することも難しい状況でw
オーダーを彼にお願いして、トイレに立って一通り泣いて、一応鏡で顔を確認してw
いや〜。ハンカチを持ってきていてよかったです。
ハンカチは、お友達。
足取りもふらついていて、まぁそれは大変な状態でした。
一方、彼はタフでした。
「顔合わせ・・・できるかな」と私が不安そうに言うと、彼は「やるしかないよね」。
それで、彼の愛を感じてまた号泣・・・どれだけ泣くんだろう、みたいなw
(ていうかどれだけ両家顔合わせが難しいって思っているんだろう私←)
とにかく彼が隣にいてくれてよかった。
支えてくれてよかった。ありがとう。という感謝の気持ちでいっぱい。
その後、帰宅してからは、今度は私が家を離れるのが辛くて辛くて号泣。
(我が家はインテリアが暖かくて、とても居心地がいいんです・・・)
どれだけ依存していたんでしょうね・・・
私と彼との関係が親子関係だった、なんてね・・・あーーーー。
数日間、よく泣きました。
変化するのが怖いけれど、やるっきゃない!
きっと、一人暮らしをすると私の内面も少し変わるでしょう。
彼も、二人暮しから元の一人暮らしに戻って、何か変化があるかもしれません。
結婚生活は、依存関係では成り立ちませんし、お互いがお互いに好きなことを自由にできる関係でなければおかしくなります。
正直に言うと、どこまでできるのか、私自身もやってみないと分からないと思っています。
何しろ変化するのが怖いといった感覚です。
ですが、私に課せられた大きな課題は、絶対に私の代でクリアしておきたいですし、やる価値は十分にあると思っています。
いかがでしたか?生身の人間が感じることって、繊細で、本当に人間くさいですよね。
まずは、第一回目のプリマリタルカウンセリング体験記でした。
続きも乞うご期待!
著者:MARI
http://marilabo.com
くわ~~!!
彼女の言葉に引き込まれて、私もともに心痛み、ともに変化し、ともに道が開けたように感じました。
そしてMARIさんが一歩ずつ進もうとしている姿に、とーっても励まされました! 結婚に向かう道は(結婚してからの道も)、自立し1人の人間として成長していくプロセスでもあります。
そのことを通して今まで見えていなかった、又は蓋をしていた問題が噴出することって案外と多いんですよね。
その時、みなさんなら、その問題とどう向き合いますか?
問題が出るきっかけになった相手から離れるのか、または問題に蓋をするのか、その問題と向き合い乗り越えていくのか。
何を選択するかによって、これからの人生は、大きく変わるかもそしれません。
MARIさんのように、親との関係を見直すきっかけになる方もいるでしょう。
私たちは、良くも悪くも親からたくさんの影響を受けています。
その影響を自覚し、そして自立に向かいたいと思っている方は、
マレの『あなたを苦しめる母から自由になる本』は本当におススメです。
スタッフN