男性視点のプリマリタルカウンセリング
4回シリーズで転載させて頂いたMARIさんのプリマリタルカウンセリングの感想。
今回は、そのMARIさんのパートナーさんの感想です!
男性の視点って貴重ですよ~♪
【緊張でガチガチ】第一回目・プリマリタルカウンセリングの感想(男性視点)
さあ、男性目線での、プリマリタルカウンセリング体験記。気になりますよね!
一体彼はどんなことを感じながら当日会場に赴き、カウンセリングを受けていたのでしょうか?
どうして彼はわざわざ新幹線に乗ってまで、私と一緒に石井さんに会いに行ってくれたのか?
実は、ブログの記事を彼にお願いして書いてもらいました!
私は今までカップル双方での体験記を読んだことがないので、この記事は・・・めちゃくちゃ貴重だと思います。
それでは、どうぞ!
男性目線での、プリマリタルカウンセリング第一回体験記です。
〜〜〜〜〜以下、彼の記述です〜〜〜〜〜〜
私はまだ独身だ。そして、結婚を考えている女性がいる。
結婚はその後の人生の大部分を占める重要なイベントだ。だから失敗できない。
しかも私は結構、年齢も高くなってきており次のチャンスはない。
また彼女も過去に結婚に関して深く傷ついた経験がある。
だからこそ、この女性との結婚は絶対に失敗はできないのだ。
仮に結婚したとして、この先の結婚後に発生するであろう課題には、気合と根性では何ともならないだろう。
しかし、完璧を求めていては解決も前進もない。かといってノリとイキオイでも何にもならない。
以前から世間にあふれる、猪突猛進に結婚してしまうというスタイルに疑問を感じていた。
2人の間の、ある程度の趣味趣向の方向性、お金の価値観が合っており、かつ男性側の収入が一定程度以上あればイキオイに任せてプロポーズし、相手のご両親にご挨拶、両家顔合わせを済ませたら、次は結婚式段取り…
「結婚」を考えるとき、結婚式に至るまでのイベントというイメージが私にはあった。
しかし、本当に大切にするべきは、結婚式の後に起きる、お互いの意見の食い違いが発生した場合の歩み寄り方や、自分と相手の家族を巻き込んだ場合の交渉、育児の方針、家事の分担などの結婚後のイベントの対処の仕方のほうにフォーカスすべきだと考えていた。
そしてそれを事前に話し合えればいいな、と考えていた。
結婚前ではあるが、彼女との会話がそのまま口論に発展することが多くなってきた。
いずれ結婚するとしても会話のたびにケンカになっていては、近い将来、家庭はお互いのストレス源になる。
今でこそお互いに結婚するならこの人!と考えており、お互いの年齢などから焦って結婚してもお互いがお互いのストレスになってしまっては、「結婚しなければよかった。」となってしまう。
これは絶対に避けなければならない。
ある日、彼女から「プリマリタルカウンセリング」を受けようと提案があった。
まさに上記の心配に対処するためのカウンセリングだというのだ。
大ゲンカの次の日にこの提案を受けた私の第一印象は、
「2人の間の『ズレ』をあぶり出し、別れる口実を作るつもりか?」と勘繰った。
しかし、よく話を聞いてみると、その逆だというのだ。
そのズレをまず認識し、歩み寄っていくことを目的としている、と。
私は結婚前に価値観などのすり合わせは必要だと考えており、彼女と過ごす時間の中でじわじわそれを進めることができていたと考えていた。
しかしこれに関するプロがいるらしい。また、彼女の過去の結婚に関する失敗からこの重要性を力説された。
すっかり感化された私は「プリマリタルカウンセリング」の有意義さに共鳴し、このカウンセリングを受けてみることにした。開催場所は東京。ちと遠いが、、、
(カウンセリングの予約に関しては彼女が進めてくれたので楽だった。)
当日。私は緊張していた。ガチガチに。
普段の猫背がさらに丸くなっていたのは冷たい秋風のせいではない。自責の念があるのだ。
私は以前から彼女に「結婚する」「結婚しよう」と言葉では伝えていたが、イマイチ行動が伴っていなかった。
個人的に理由はいろいろあるが彼女からみれば「結婚する気あんのか」となっている。
最近口論が増えてきたのはこれによって不安にさせていることはわかっていた。
だから、この「プリマリ」に参加しても多大なダメ出しを食らうだろうことが予測できていたからだ。
つまり、説教されることを知ってて東京に向かっているようなものだ。
なんと言われて怒られるんだろう。
自覚が足りない?結婚を甘く考えてる?別れてしまえ?
東京に向かう新幹線の中では、 緊張で手が冷たくなっていた。。。
それでも行った。俺はこの女と結婚するんだ。どんな説教があろうと課題は乗り越えなければならない。
会場は仙川駅近くのカフェ。面談はカフェの二階の個室で行われた。
三者面談など中学生以来だ。
今回は一回目ということもあり、我々二人の状況の確認という段階だった。先生から簡単な質問とこちらからの回答、それに対し先生からのお話、という流れで進む。
ここで先生は、怯える私よりも彼女の方に注目し、彼女の状況の確認をしながら先生とお話ししていたのだが、、、開始15分ほどで先生の言葉が彼女の核心を突き、彼女はそれからボロボロ泣き始めた。
泣かされたのではなく、彼女がこれまで目をそむいてきたものを先生がテーブルの上に乗せた感じだ。
ごく自然に泣いていた。苦しみの原因を見つけてもらえたという感じだ。
つい昨日、彼女にダメ出しされ続けて悔しくて泣かされた私とは大違いだ。
これがプロのカウンセリングってやつか。。。初めて見る光景に感心してしまった。
結果的に、今回のカウンセリングでは、2人だけでどれだけ話し合っても見つからない課題を指摘してもらえた。
さすが百戦錬磨のプロの仕事と言えよう。
彼女も憎たらしい私からではなく、書籍をたくさん読み、心から信頼している石井先生からの直々のお言葉に感銘を受け、しばらく泣きっぱなし。さらに先生への信頼度を上げた。
しかしよほどショックだったのだろう、カウンセリング後は会場であるキックバックカフェで昼食を食べたのだが、彼女は泣きながら豚生姜焼きプレート(¥980)を食べていた。
次回のカウンセリングからは、もう少し踏み込んだ内容になっていくだろう。
先生からも「いい情報を入れていくから、いい方向に進みますよ。」と言ってくれた。
2人の間に課題はあっても前に進んでいくだろう。
次は私が泣かされる番かもしれない。
来る衝撃に備えよう。前に進むために。
著者:MARI
なるほど~!
女性が思っている以上に男性って「失敗はできない!」と強く自分を鼓舞したり、緊張したり、怯えたりしてるんですねぇ…。 でもそれを表にあまり出さないのも男性(女性とまるで正反対!)。
そんな彼の表の姿と心の中を想像してしまい、思わずクスッと笑ってしまいました♪
でもさすが!「大事だ」 と認識したら行動するのは早い! そのように男性はどちらかというと、論理的思考で物事を理解し、その後行動に移していく方が多いようです。
カウンセリングのアドバイスに対して積極的に捉えてる姿は、とても頼もしいですね!
2人の行く末を、心から応援しています!!
スタッフN